熱帯魚の名前と特徴

熱帯魚の名前と特徴

前回は「熱帯魚」とは、どのような魚なのか。
熱帯魚はどこからやってくるのか。
熱帯魚の大きさ、寿命について書いた。
今回は熱帯魚の名称、その種の特徴について紹介する。

 

 

名称とは?

まず、名称には「流通名和名学名」と様々な呼び方が存在し、
使い分けをされている。

 

  1. 流通名 →一般的に使われている呼び名
  2. 和名 →日本での呼び名
  3. 学名 →学術的に使われている世界共通の名称でありラテン語表記

 

 

 

動物の学名は国際動物命名規約により取り決められ、属名+種小名の二名法で構成されている。

 

メダカだと?

例えば日本古来より親しみられている「メダカ」の学名は Oryzias latipesでありOryziasが属名
latipesが種小名になる。
ラテン語の意味は「 イネの周りにいるヒレの広い魚 」である。
メダカは田んぼや田んぼに注がれる水路、小川などの流れの緩やかな場所に生息しているからだ。

 

グッピーだと?

熱帯魚の中で最も知名度の高い種類と言えば、グッピーやエンゼルフィッシュ、ディスカスなどではないだろうか。
1度はテレビなどで目にした事や聞いた事があるはずだ。
ここではグッピーを例に上げ、種の解説する。

 

グッピーは流通名であり、和名はニジメダカ
学名は Poecilia reticulata(ポエキリア・レティキュラータ) である。

 

そしてグッピーとは南米北部のベネズエラ、ギアナ、コロンビア原産のカダヤシ目カダヤシ科ポエキリア属に含まれる
ポエキリア・レティキュラータ種の総称である。
流通名であるグッピーの由来はイギリスの植物学者グッピーにより発見されたからだ。

 

マメ知識

一般的に知られているグッピーはヒラヒラと大きな尾ビレに青、赤、黄色などの色彩豊かな体色をしている。
だかこのグッピーは自然界には存在しない魚である事は知っているだろうか。

 

元々、種としてのポエキリア・レティキュラータの体色は派手さ無く、大きな尾ビレも無い。
グッピーとはまるで別種である。
このポエキリア・レティキュラータを観賞用に品種改良を行い作り出したのがグッピーである。
雄は色彩が派手で尾ビレの形状が扇型、楕円型や上下の先端が伸びるライヤーテールなど様々であり、
成魚の大きさは3〜4センチ程である。
雌の体色は薄い褐色で地味で、尾ビレには若干色合いがのる。
そして、雌は雄に比べ6〜7センチ程にまで成長する。

 

なにより、グッピー最大の特徴は繁殖形態「卵胎生である。
通常の魚類は石や水草などに卵を産み付ける事が多いが、この卵胎生は胎内で卵を還し子を産む形態なのだ。
産まれた稚魚は直ぐに自由遊泳を始める。
すなわち、ある日突然、水槽内に稚魚が泳いでいるという事だ。
そのため1つの水槽内で何世代にも渡り飼育し続ける事が出来き自分だけのグッピーを作る事も可能なのである。